落合敦子
40代、コーチング、カウンセラー
これまで扱ってきた主なテーマ20代~50代/男女 海外生活・海外就業・起業・副業・キャリアアップ・仕事上の課題・ワークライフバランス
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コーチ・カウンセラーを目指したのは、実体験から
ー海外の就労経験がある落合さん。当時出会ったのが、異なる文化、異なる言語で育ったコーチの存在だったそう。
落合: 「大学卒業後、日系の証券会社に就職し、株式のアナリストからキャリアをスタートさせました。その後、米国への留学を経て、外資系の企業に転職し、ロンドンに赴任となりました。当時、社内のマネジメントの研修の一環として、コーチングを実践する機会があったんですね。テクノロジー部門の男性社員と同じチームになって、お互いの職場での課題や悩みをヒアリングしました。違う部署だからこそ、『それはどうして?』と問いかけつつ聞いていくと、異なる角度からの気づきや見解もでてくるんです。全く異なる職種、もちろん人種や生まれ育った国も違うメンバー同士なのですが、友人や家族とは違う第三者に気持ちや考えを言葉にして話すことで、考えが明確になり、自身の心の中がすっきりと整理される手ごたえがありました。」
ー家族や友人だからこそ、話す内容を考えてしまったり、相談できないこともあります。ほどよく距離がある第三者だからこそ、安心して相談できることもありますよね。
落合:「そうですね。業種も人種も年齢も違う相手。文化は違えど、利害関係のない安心できる存在がいることはとても大きいと思います。自分も、イギリス人と、カナダ人のコーチングを受けていました。海外生活のなかで、仕事やプライベートや将来のことを、一緒になって考え伴走してくれる存在は心強いし、率直にフィードバックもくれる。自分が知らなかった新たな気づきもありました。」
ーご自身の経験を経て、現在はどのような活動をしているのですか?
落合: 「最初は、会社のマネージャー職として、社内のメンターや大学の後輩のキャリア相談などをしていました。自分自身もコーチングを受けたことから、仕事の傍らスクールで学び、コーチングのプロフェッショナル資格を取得しました。当初はビジネスシーンでの相談ごとが中心だったのですが、もう少し人間性の部分にも触れていきたいという想いから、カウンセリングの勉強もしました。必要に応じて、コーチング的な関わり方、カウンセリング的な関わり方をするようなセッションをしています。コーチングは、夢やゴールの明確化と実現のプロセスの伴走。カウンセリングは、マイナスな悩みや不安の解消から始まります。当初は本業もあるので副業としてやっていましたが、本格的に、対話を通して、それぞれの方のその人らしい生き方の応援をしたいと想い、独立しました。」
相談者の行動が加速するのがコーチング
ー男女問わず、幅広い年代のコーチング、カウンセリングを行なっておられますが、これまでのセッションのエピソードを教えてください。
落合: 「企業に勤めていた30代の女性。セッションを重ねるごとに、フィットネストレーナーのトレーナーになりたい、スタジオをオープンしたいという夢が具体的になってきました。『自分は何をしていきたいか』を言語化していくことで、目標が明確になる上に、前に進む想いが強くなります。行動のプロセスを一緒に具体化し、一つ一つ行動の背中を押していくことで、ひとりだと止まってしまったり、なかなか進むことができない中でも、コーチと一緒だと、達成するまでの支援をすることができます。『いつかこうなりたいな』の『いつ』や『こうなりたい姿や想い』を一緒に考えて深堀りして、伴走するのがコーチの役目です。
そのクライアント様は、着実にトレーナー資格を取得し、家庭と両立しながらキャリアチェンジしてスタジオオープンへの準備をはじめていて、夢として描いていたことが、どんどん現実になっています。伴走させていただいているコーチとしても、とても嬉しく思っています。」
「個人の生き方を支援する仕事」がしたい
ー今後はどのようなセッションをしていきたいですか?
落合: 「コーチやカウンセラーは、守秘義務に守られた環境の中で、安心して、気を使わずに何でも相談できる相手です。漠然とした不安やモヤモヤした気分、いつか叶えたいと思っていたぼんやりした希望が、言語化することで整理整頓され、気持ちが元気になり、具体的なアクションにつながっていきます。私自身もそうでしたが、相談することで気がつくこと、前に進めることができること、先が見えることがあります。対話をとおして『個人の生き方を支援する仕事』がしたいと考え、独立しました。
どうしたらいいかなと迷うことや、ひとりで困っていることがあったら、気負わずにお気軽に予約していただければと思います。」
インタビュー後記
ご自身の海外勤務経験から、海外生活や仕事上での悩み、ワークライフバランスなどについての相談が多かったという落合さん。
コーチングによって、「夢」を実現するための「行動」が加速するという言葉が印象的でした。「夢」や「目標」と聞くと、具体的に決めていないといけないかと気負ってしまいそうですが、明確な課題や悩みがなくとももちろんセッションは可能です。何から始めたらいいかわからない、漠然とした悩みや不安がある、誰かに背中を教えてほしい人は、まず話を聞いてもらうことからスタートしてみてはいかがでしょうか。穏やかな雰囲気の落合さんとの対話の中で、安心して自分自身に向き合うことができるはずです。
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